ものぐさなアイディアマン [海外の絵本]
料理は好きだけど、後片付けはちょっと、
という方は多いのではないでしょうか。
おさらをあらわなかったおじさん
フィリス クラジラフスキー/文
バーバラ クーニー/絵
光吉 夏弥/訳
岩波書店/出版社
町外れの小さな家に住んでいる独り身のおじさんは
掃除も、食事の準備も、寝床の支度も一人でやってたんですな。
ある晩、いつもよりずっとおなかがすいていたので、
うんとたくさん晩ご飯を作り、たらふく食べたのですが、
食べ過ぎて動くのがおっくうになり、
お皿を流しに入れたまま、明日洗う事にしたんですな。
その一回が命取りですな。
案の定、次の日も、またその次の日も
洗うのが面倒くさくなり、洗っていないお皿はたまり、
家中がいっぱいになり、家に入るのも困難になったんですな。
しまいには、石けん皿や、灰皿、植木鉢に花瓶もお皿の代用にしてしまいます。
ゴミ屋敷への道、まっしぐらですな。
悪気は無いので手に負えませんな。
そんなある日、突然の大雨が。
そこでおじさんはひらめいたんですな。
この雨で、お皿を全部きれいにしてしまおうと。。。。。。。
すっかりきれいになり、片付けが済んだおじさんは、
次の日からは、いつもの規則正しい、きれいな暮らしが戻りました。
本当にわくわくしますな。
私の学生時代の流しを思い出してしまいました。
ゴミ箱から、見た事の無い虫がわいた事も。。。
何事も何とかなるんですな。 :-)
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