ちいさいおうち [海外の絵本]
「むかし むかし、ずっと
いなかの しずかな ところに
ちいさいおうちが ありました。
それは、ちいさい きれいなうちでした。
しっかり じょうぶに たてられていました。」
……から始まる、彼女(ちいさいおうち)のお話ですな。
ちいさいおうち
バージニア・リー・バートン/作
いしい ももこ/訳
岩波書店/出版社
お金をいくらつぎ込まれても絶対に手放したくない、
孫の孫の、そのまた孫の代までこの家は立派に建っているだろう、
という強い思いを持った人に建てられた、小さいおうちのお話ですな。
時間が、四季が、景色がどんどん移り変わっても、
小さいおうちだけはいつも変わりないんですな。
とはいえ、「まち」にもちょっと憧れる、ちいさいおうち。
丘の上から、いつでも、じっと周りを見つめている、ちいさいおうちなんですな。
しかし、時代の流れには逆らえず、周りはどんどん開発されてしまいます。
誰も住む人も無く、薄汚れてしまうんですな。
そんなある日、この家を建てた人の孫の孫のそのまた孫に当たる人に発見され、
記憶の中の、昔建っていたはずの風景と同じ場所を探し、
おうちごと引っ越したんですな。
おうちは、また、きれいになり、
見慣れた景色を毎日見る事が出来るようになり、
人が住み、面倒を見てもらえるようになりました。
もう二度と「まち」には行きたくないと思っている小さいおうちでした。
イソップ物語の「都会のねずみと田舎のねずみ」にも通じるお話ですな。 :-)
追伸
旅に出ます。ちょっと長めの夏休み。
しばらくブログの更新をお休みします。
再会できる日をお楽しみに。
周りが変わっても家は変わらない。
物を大切にする心が子供に伝わる本ですね^^
長い旅行、海外でしょうか?
お休み満喫してくださいね~♪
by mikanchan (2009-07-20 20:26)
mikanchanさん、コメントありがとうございます!
コドモがまだ小さいので、国内某所で休みを満喫しております。
インフルエンザもこわいですし。
コメントは携帯でチェックしてま~す。
by nico (2009-07-20 21:26)