絵本の魔術師 [海外の絵本]
家族でエリック・カール展に行ってきました。
絵本の魔術師
エリック・カール展
はらぺこあおむしから最新作まで
前回は、コドモが小さい事もあり、あきらめたのですが
今年はもう幼稚園生なので大丈夫ですな。
遠路はるばる、横浜まで行ってきました。
ついた頃には、コドモは眠いのと、ちょっと風邪気味で機嫌が悪く
ぐだぐだでしたが、たっぷりとエリック・カールさんの世界を堪能できました。
「10 Little Rubber Ducks」や「Mister Seahorse」などなど、
たくさんの絵本の原画を拝見する事が出来ました。
うっとりですな。
なかでも、コドモもうっとりしていたのは、
「はらぺこあおむし」の描き方の映像ですな。
白衣でひげの、老博士のような出で立ちのエリック・カールさんが
流れるような手さばきで、イラストを描き上げていくところは
夢を見ているようでしたよ。
「ティッシュー」と読んでいる薄紙に(といっても鼻紙ではありません)、
アクリル絵の具で様々なパターンや模様、テクスチャーを描き、
その膨大なストックを必要に応じて選び、切り抜き、貼付けていたんですな。
切り絵のようで、なかなかまねが出来ない作風。これで納得です。
切り抜くのは、両刃のカミソリ。職人ですな。
のりも筆でぺたぺた。かわいらしいですな。
元々は、グラフィックデザイナーだったエリック・カールさん、
アート作品も展示してありました。
「はらぺこあおむし」の元になったお話や
絵本制作時の「ダミー本」もいくつか紹介されており
これまたうっとりでした。
やはり、一人のクリエーターが、企画から編集、作画まで行うと
絵本の見開き見開きの緊張感が違いますな。
日本でも、一人で全ては無理としても
広告や映画みたいに、クリエイティブディレクターが総責任者になって
文章、絵、デザイン(レイアウト)を総合的に管理して
絵本を作るようにならないんですかな。(大人の絵本としては既にあるとは思うのですが、
子供視点で、というところがミソですな。)
興奮しすぎて、ちょっとムズカシイ話になってしまいましたな。。。
展覧会のカタログには、すてきな作業場の紹介も。
ぐだぐだだったコドモには、帰り際、お土産を買いました。
はらぺこあおむしのトランプ。
これでご機嫌になりました。
自分でレジに商品を持っていくのが、コドモのマイブームです。
いつか、エリック・カールさんの美術館にも行ってみたいですな。
アメリカですが。。。 :-)
エリックさんはグラフィックデザイナーをされてたんですね。
絵本に移行されたきっかけは何だったんでしょう。
トランプの色使いがカラフルで楽しそうです^^
by mikanchan (2009-04-28 15:03)
mikanchanさん、コメントありがとうございます!
広告で描いたイラストに目をつけた作家さんの依頼がそもそもの始まりのようです。
ところで、トランプはハートやスペードではなく、イチゴやスモモなので
ちょっと使いにくいです。。。
by nico (2009-04-28 15:36)