冬の遊び [日本の絵本]
ご存知、だるまちゃんシリーズの第三作目ですな。
今回のだるまちゃんは、うさぎちゃんと、冬ならではの遊びに興じます。
だるまちゃんとうさぎちゃん
加古 里子/作
福音館書店/出版社
寒くなり、雪がつもり、だるまちゃんと
だるまこちゃん(だるまちゃんの妹)は大喜びですな。
早速、外で遊んでいます。
スキーとストックが時代を感じさせますな。。。
雪だるまの目にしていたリンゴが転がってしまい、
それを受け止めてくれたうさぎちゃんとうさぎこちゃんと出会い、一緒に遊ぶことに。
危なく雪だるまが、片目になってしまうところだったんですな。
「丹下左膳」はご愛嬌。私が子供の頃でも既にわからなかったですから。。。
絵をよく見ているとわかるのですが、雪の小さい固まりも、坂を転がると大きくなる、とか、
ウサギの足跡の正確さとか、いちいち「科学」の目が光っていますな。
加古里子さんならではですな。
何度も言いますが、本当にだるまちゃんシリーズが、小学校の理科の教科書だったら
どんなによかったか。。。
雪だるまのアレンジに、
これは子供の頃よくやりました。雪ウサギ。
手袋でも遊べますな。
その他、家の中に入っておやつの時間、ウサギナプキンの折り方や
リンゴウサギ、リンゴだるまの切り方など、今でこそリンゴに季節感はあまりないのですが、
当時はまさに冬の遊び、というものを数多く紹介しています。
本当にすてきな絵本ですな。
最後のオチは「座頭市」なのですが、
コドモに説明するのがムズカシイ。。。 :-(
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